生産工学部校友会
会長河原 和人
本日は学部卒業生の皆様、大学院修了生の皆様、ご卒業、そして、修了、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。
皆様は、ここ二、三年は今まで人類が経験したことのない新型コロナウィルスの感染により、思うような大学生活や就職活動ができなかったのではないでしょうか。心残りがある人もいて当然だと思います。しかし、見方を変えれば、このような苦境に打ち勝ち、乗り終えて、今日、この日を迎えたことも事実です。自信を持って下さい。勿論、自分自身の努力もありますが、いろいろと指導して下さった先生方や仲間がいました。そして、皆さんがこの日を迎えられたのは、陰になり日向になり、支えて下さったご父兄をはじめとする保護者の方々の力添えがあったからこそだと思います。「感謝」の気持ちを忘れないで下さい。
さて、昨年は東京オリンピック、パラリンピックで盛り上がりました。コロナ感染下での開催でしたのでいろいろな意見がありましたが、選手たちの活躍には純粋に感動したのではないでしょうか。ご存じのように、日本大学の仲間も大いに活躍しました。
さて、本日、皆様を日本大学及び生産工学部の校友としてお迎えすることを大変嬉しく思っています。
日本大学の校友は約百二十二万人を超えています。生産工学部の卒業生も九万人ほどになります。多くの校友があらゆる分野で、そして、世界中で活躍しています。いろいろな場所、場面で、学部の垣根を越えた校友と出会うことがあると思います。そのとき、改めて日本大学のスケールの大きさを感じることでしょう。校友と情報交換をしたり、助け合ったりすることで、お互いが進歩し、さらなる発展につながるように努めてほしいと思います。
その一方で、日本大学をめぐる一連の残念なニュースもありました。しかし、このような時だからこそ、校友として社会で活躍して頑張っていきたいと思いますし、皆様にも頑張って頂きたいと思います。
卒業、修了しても、日本大学、そして生産工学部の一員であることに変わりはありません。時間に余裕ができたら、是非、母校を訪ねて下さい。みんな、暖かく迎えてくれます。
最後になりますが、大いに誇りを持ち、社会で貢献され、夢を実現されることを心より祈念し、お祝いの言葉とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございます。
令和4年3月25日